color-style diary

大阪のコーディネーターがファッションやインテリアのスタイルについてまとめていきます。

シンプルデザイン カラーブロックシャツ

【今回のピックアップカラー】

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①淡いパープル、②ブルーがかったグレー、③ライトグレー、④淡いモスグリーン、⑤やや暗いアイボリー、⑥ホワイト

 

 今回ご紹介するアイテムはメンズのボタンダウンカラーシャツです。この6色から推測されるスタイルイメージは何ですか?

 

  1. エレガント
  2. ダイナミック
  3. モダン
  4. シンプル

 

 これまで当ブログでは様々なスタイルを商品画像を用いて解説してきました。今回は初めて登場する「シンプル」スタイルについて解説します。まずはアイテムをご覧ください。

 

(コリスコ)Corisco オックス先染めボーダーラグランB/Dシャツ 180205  PINK 3(M)

(コリスコ)Corisco オックス先染めボーダーラグランB/Dシャツ 180205 PINK 3(M)

 

 

 最近はコントラストがはっきりとしたシャツや一色ものが多い中、淡いカラーで多色使いのシャツは珍しくなっています。たぶん店頭に並んでいても存在感がなく注目されず、ジーンズにカジュアルに合わせるには敬遠されているからだと思います。

 

 配色イメージからも、そこか気の抜けた頼りない感じもするかもしれません。多色ではあるけれども明度が高く彩度が低いカラーグループは、使い方によってよく見えたり、悪く見えたりします。

 

 デザインとしては、ボーダーで作られたカラーブロックなのでややシャープ感があります。もしこれが曲線が多くなっていればエレガントに近いスタイルになるところですが、ややハードなイメージで、オーソドックスやシンプルといったスタイルの方が近くなります。

 

 シンプルなデザインのものは他のアイテムでコントラストをつけて着ると、穏やかな表情として受け止められます。例えば写真のようにパンツにブラックやインディゴなど暗いカラーを合わせたり、色味のはっきりとしたブラウンのジャケットや、冬場では鮮やかなレッドやブルーのダウンを羽織ることで、フロントから見えるシンプルなシャツが懐の深い穏やかな雰囲気をイメージさせてくれます。

 

 先日から解説をしている淡いパープルも登場していますね。2013AWから来年にかけてのキーワードの中に「Re-(再び)」が登場していると感じています。来年は外に向かってコントラストの強さで自己表現するのではなく、自身の内面に向かって新しい発見をする年になるのではないでしょうか。シンプルはエレガントと近い存在です。是非チャレンジしてみてください。

 

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