シンプル×シックなデザインのcoachショルダーバッグ
【今回のピックアップカラー】
①ライトグレー、②アイスグレー、③明るいベージュ、④やや暗いペールイエロー
今回ご紹介するアイテムはcoach(コーチ)のショルダーバッグです。
ズバリ、このバッグの色彩スタイルはシンプル・シックになります。
シンプルは角が一切なく、中間的で人当たりの優しいスタイルです。シックは粋な、上品な、シンプルだけで少しアクセントの存在感があるスタイルです。このバッグはほぼシンプルですが、若干変化もあります。シックほどには粋ではありませんので、シック寄りのシンプルといったところです。
使い方としては、普段使いでカジュアルに合わせることができますが、どちらかと言えば寒色系のファッション時に使用して、優しい印象をプラスするのが効果的です。縦縞ストライプなのでしっかりとした安定感のあるイメージも与えることができます。自分自身に対しても、不安感を払拭し、行動を下から支えてくれるような感じになりますね。ベージュが入っていますが、カーキやオリーブなどを使用したナチュラルスタイルにはあまり似合いません。クールな感じやソフトエレガントな配色と合わせるのはOKです。
ところで、縦のストライプに見える模様、例えばライトグレーの部分は、アイスグレーとダークグレーのティッキングストライプになっています。間近で見ると2色がきれいに並んでいるのがわかりますが、遠くから見ると2色が合わさって中間色の色に見えています。色彩学的にはこの現象を「同化」と言い、併置加法混色という混色になっています。
ミカンがおいしい季節になりましたよね。スーパーで赤色のネットにミカンが入っていることがあります。こうすることによって、同化によりミカンが元の色よりもよりしっかりとしたオレンジ色に見えます。オクラがブルーのネットに入っているのも同じですね。よりいい緑色に見えます。
このように、色には様々な作用があるから面白いですよね。
もう一つ、
「coach」のブランド名の由来はご存知ですか?
今、スポーツ界だけでなく、ビジネスの場面でも注目されている「コーチング」と同じ由来なのですよ。
「coach」とは四輪大型馬車のことで、人・物をを輸送させるためにしようされた馬車のことです。その運転手は手綱を使用して馬を行きたい方向を向かわせる技術を持っていました。コーチングとは目標を達成するために、状況を整理し、必要なことを一緒に考えていく作業です。会社の目標達成や個人の目標達成、コミュニケーションの円滑化のために、コーチングを導入する企業が増えてきています。
ブランドのcoachには馬車のエンブレムがついていますよね。今ではもうあまり使用されることがなくなった馬車のイメージは上品でクラシックなイメージを与えてくれますが、同時に「目標達成のために邁進する」という、現代的で未来感のあるメッセージが込められています。
色彩を意識していると色彩心理学と出会います。カウンセリング、コーチングなどとも一緒に学び体感できるのが色彩心理学です。
色は脳に直接働きかけます。他の芸術同様、五感に働きかけます。沈んだ心を落ち着かせる、元気にする、元気になる、やる気が湧いてくる、したくないと思っていたこともしたくなる、努力という言葉が辞書から消える、新陳代謝がよくなる。
五感に働きかける芸術は、これからの時代、ビジネスにも有効に働きかけると思います。
色彩スタイルを楽しんで意識していくことで、仕事の成果も家族恋人との関係もスムーズに発展していくといいですね。当ブログではそんなエッセンスをもっとご紹介していければと思っています。
当ブログでは色彩スタイルの解説のために、アマゾンさんの商品画像を使用させていただいております。アマゾンさんではさらに大きな商品画像も用意されていますので、是非スタイルの参考にしてください。
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カラフルおしゃれタイトスカート/MURUA
【今回のピックアップカラー】
①ソフトなブルー、②薄く明るいエメラルドグリーン、③淡いパープル、④イエローオレンジ、⑤ブラック
これらの色の組み合わせて、どんなスタイルになると思いますか?
A:エレガント
B:ガーリー
C:モダン
D:カジュアル
この5色の内訳は、比較的明るく(明度が高く)、色味のある(彩度が高い)有彩色4色と無彩色のブラックです。有彩色は暖色、寒色、中間色のいずれのパートも入っていて、バランスの良い配色になっています。つまり偏りがあまりないブライトの多色使いにハードな印象のあるブラックが合わさっているので、ガーリーになります。ヤングテイストなのでブラックがなければカジュアルに近くなります。モダンはもっと鮮やかな有彩色と無彩色の組み合わせ、エレガントはもう少し淡い有彩色だけの組み合わせになります。
さて、これらの色を使用した今回ご紹介するアイテムはMURUAのタイトスカートです。
(ムルーア)MURUA シャドーフラワータイトスカート 011330801301 20 オレンジ 92
- 出版社/メーカー: MURUA(ムルーア)
- 発売日: 2013/08/16
- メディア: ウェア&シューズ
- この商品を含むブログを見る
MURUAはモダンなスタイルのアイテムを多数発表していますが、このスカートは少しカジュアル感が出た(モダンよりも優しさのある)ガーリースタイルになっています。 各色透け感のある花柄プリントで、イエローとエメラルドグリーンが重なった部分などはグリーンになって見えています。
花柄は曲線が多く、モダンの直線的幾何学的模様とは一線を画していますが、女の子らしい可愛さが表現されています。MURUAは、バレンチノほどではないとしても(鮮やかなレッドはMURUAには少ない)、きっちりぱっちりメイクに合わせる衣装が多い中、ヤングテイストでかわいらしさを表現したアイテムです。
今年の夏は、スキニーやレギンスパンツで花柄が流行りましたよね。無彩色も有彩色の多色のものもショップでたくさん見かけました。アースカラーやオレンジ系のものは少なかったと記憶しています。アウトドア感は高くないにしても、アクティブ感があるので、元気でポップな印象を受けます。
今年の冬は落ち着いたトーンが流行っていますが、女子会など「楽しさ満点☆パーティー」って感じの時に使うといいですよ♪
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流行色 おしゃれなボルドーのショートブーツ
【今回のピックアップカラー】
①ボルドー(ワインレッド)、②ブラック
今回ご紹介するアイテムはMarie Femmeのショートブーツです。商品カラーは「ボルドー」となっていますが、どちらかと言えばワインレッドに近いですね。(当ブログでは商品画像よりカラーを判断いたしております。実物とは異なる場合がございますのでご了承ください。)
アイテムを見る前に、この2色からどんなスタイルが想像されますか?
- クラシック
- エレガント
- モダン
色彩スタイルとしては、ワインレッドとブラックの組み合わせはクラシックになります。トーンが低く、ブラックがハード感を印象を付けますので、やや保守的なしっかりとした伝統的な感じがします。
エレガントは淡いパープルをベースに、色に近いペールカラーやアイスカラーを多用して、柔らかく上品でちょっぴり魅惑的なスタイルです。モダンはモノトーンと鮮やかな色の組み合わせで、ややハードにシャープで力強いスタイルになります。
エレガントの配色例
モダンの配色例
それでは今回のアイテムを見てみましょう。
[マリーファム] Marie Femme ショートブーツ MRO0144 MRO0144 BOS (ボルドースエード/23.5)
- 出版社/メーカー: Marie Femme(マリーファム)
- メディア: ウェア&シューズ
- この商品を含むブログを見る
最近、サイドに縦にボタンが並んでいるショートブーツをよく見かけます。先日も(株)ワールドさんの「INDIVI」で中間色のやや控えめなトーンで2色、店頭入口に展示されていました。ボタンが愛らしくて可愛いですよね。
ワインレッド×ブラックのクラシックで大人な雰囲気の中に、女性らしさ、上品さ、エレガント感をプラスされています。さらにこのブーツは表面がスエードになっていて光を反射しませんので、ボタンの光反射が良く目につき、キラキラ感があってオシャレ度がアップしています。
濃いめのカラーのジーンズでカジュアルに決めることもできるし、綺麗系でしっとり魅惑的な雰囲気に合わせることもできますよね。ただし、濃い色と合わせるときでも全体的に暗くならないように、2割くらいの面積で明るい色が入っていると健康的で元気な雰囲気が出て好印象になりますよ。アイボリーがお勧めです。
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